山梨移住のリアル
2026/05/07
北杜市への移住で手に入る、暮らしの本当の豊かさ

ーーー標高1,400m。
富士山でいえばちょうど4合目あたりの高さに、日常がある。
それが山梨県北杜市です。
カーテンを開けると、山が見える日常
北杜市の標高は、低いところでも400m、高いところだと1,400mほど。
だから朝起きたときの気温や空気の質も、かなり違います。
朝の気温は平地よりもぐっと低く、夏でも空気は少しひんやり。
キャンプ場で朝、テントから出たときの空気感に似ています。
そんな非日常のような時間が、北杜市では“ふつうの朝”です。

子どもがまだ寝ている時間に起きて、静かなリビングでコーヒーを淹れる。
ただそれだけのことが、どこか特別に感じられるようになります。
不便さをたのしむ
北杜市での暮らしに、車は欠かせません。
保育園やスーパー、病院、ドラッグストアなどのある場所まで出ようと思ったら、車で15分以上はかかることがほとんど。
冷え込みの厳しい冬には、路面凍結への備えも必要です。
正直に言うと、暮らしていくうえで決して便利な場所ではありません。
首都圏での生活に慣れていると、最初は不便さを感じる場面もあると思います。

それでも不思議なことに、暮らしているとその感覚は少しずつ変わってきます。
ただの週末の買い出しが、小さなお出かけになる。
長めの移動時間が、音楽を聴いたり、季節ごとに変わる景色を眺めたりする時間になる。
不便さの中に、少しずつ楽しさが見えてくるはずです。
エリアで変わる、暮らしの空気
北杜市の面積は約600km²。
これは東京23区とほぼ同じ広さです。
だから同じ市内でも、場所によって暮らしの空気感がかなり変わってきます。
たとえば八ヶ岳周辺は、自然と利便性のバランスが取りやすいエリア。
地震や豪雨、台風などの自然災害が毎年のように日本各地を襲うなか、自然災害が比較的少ないのも決め手のひとつかもしれません。

なかでも小淵沢は移住者が多く、おしゃれなカフェやショップも点在しています。
「いきなり山の中で暮らすのは不安」という人にとっても、暮らしやすいエリアです。
須玉や白州まで行くと、景色も空気もがらりと変わります。
人の気配が薄れ、自然がすぐそこにある。
「これぞ移住」という暮らしが待っているエリアです。
どちらが正解ということはありません。
“どこまで自然に寄せ、どのくらい利便性を残すか”
この部分のバランスが、北杜市でのエリア選びのポイントになります。
冬は、ちゃんと準備がいる
北杜市に移住するうえで知っておきたいのが、冬の暮らしのこと。
冬は八ヶ岳からの北風が吹き込んで、一段と冷え込みます。
夏には心地よかったはずのひんやりとした空気が、冬になると“きん”と張りつめた空気に変わる。
朝外に出ると車のフロントガラスはしっかり凍っているし、水道管の凍結対策も欠かせません。
家の性能を高めるだけでは心許ないから、床暖房や薪ストーブも必要です。
だけど、その手間の中にしかない時間もあります。

薪ストーブに火が入って、部屋がじんわりと暖まっていくときの心地よさや、天板の上でコトコトと煮込まれていく料理の音。
ストーブの上に置いていただけなのに、気づいたら焼き芋ができているという、小さな幸せ……
そんな暮らしを“面倒”と感じるか、“豊か”だと感じるか。
そこに、北杜市との相性があらわれます。
ここ数年、軽井沢のような人気エリアから、北杜市へ目を向ける人が増えています。
華やかさや便利さより、「日々の暮らしにちゃんと向き合いたい」と考える人が増えたからではないでしょうか。











